Back     準決勝 vs.つくば秀英は17−17で引分け 抽選で決勝進出!!


  令和3年11月13日(土)第101回全国高校ラグビーフットボール大会茨城県予選の準決勝が行われ、日立一高はつくば秀英に17−17(前半0−5、後半17−12)と引き分けましたが、試合後の抽選により3年連続で決勝進出を果たしました。
(以下、無観客試合につき、保護者等一部観戦者からの情報をつぎはぎして編集しました。)
 この試合、受験や怪我でレギュラーメンバー4人が欠場しており、選手層の薄い本校としてはある程度の苦戦は予想されましたが、前半25分に先制トライを喫し、0−5とリードされたまま前半終了となりました。
 後半開始早々には敵陣ゴール前のラインアウトからトライを返し5−5の同点、その5分後には敵陣ゴール前ラインアウトからBKが展開してトライ!10−5と逆転
 しかし直後にペナルティからの速効でトライを喫し10−10の同点、予断を許さない展開となりました。
 後半21分には、敵陣ゴール前ラインアウトからモールサイドを抜け出してプロップ根本がトライ!ゴール成功して17−10とし、逃げ切るかに見えましたが、ロスタイムに入って敵陣ゴール前ラインアウトからミスを突かれて相手BKに展開されトライ、ゴールも決まって同点に追いつかれたところでノーサイド 決勝進出は、両チームの主将による抽選に委ねられました。
 抽選ではジャンケンに買った二重作(ふたえさく)主将が右の封筒を選択し、見事「決勝進出」を引き当てました。...茨城新聞の記事によれば、二重作主将は相手チームへのリスペクトから、喜ぶ姿を一切見せなかったとのこと...立派な振る舞いだったと思います。
 その間、他の部員たちはグランド上でヒリヒリするような待ち時間を過ごしましたが、決勝進出が告げられると思わず安堵のため息が漏れました。
 観戦した保護者OBからは、最後のトライも大事なところでのミスから自滅し苦戦した、敵陣ゴール前であっても残り時間がないのだからまずキックの選択は相手になかった、もっとディフェンスが前に詰めるべきだった、などの感想も寄せられましたが、そこは過去2年間のコロナ禍で経験値の蓄積が乏しかったこともあり、部員たちを責めることはできません。
 ともあれ、決勝戦への道は閉ざされませんでした。次の茗渓学園戦では、惜しくも決勝進出が果たせなかったつくば秀英のためにも、過去2年間完封負けを喫している悔しさとこの1年間積み上げてきたすべてをぶつけて、立派な戦いぶりを見せてほしいと思います。

【鈴木監督の談話】※これもSNSからの抜粋です。
 受験や怪我でレギュラーメンバー4人を欠く状況でしたが、結果、決勝進出することができました。本当はこのような状況下でも勝ち切れるチームにならないといけないのですが。11月19日(金)の決勝戦は3年連続で茗渓学園との対戦です。自分たちの持っている力を全てぶつけて、ひたむきに泥臭く戦いたいと思います。応援よろしくお願いします!!

※抽選結果をグラウンドで待つ部員たち

(2021.11.14 茨城新聞)